生徒作品 狂言衣装

狂言を習っております。

一緒に練習している男の子の装束を縫いました。

少ししか見えませんが、内側に着ている赤い格子の着物が私の作品です。

ヤフオク!で買った紬の反物を単で膝丈にしました。

当時彼が保育園児だったので、体の負担を考えて軽くしました。

というのは建前で、袷を作っていたら間に合わない!という技術的、時間的制約のためです。


演目:「いろは」

親が子に文字を教えるているはずが、最後は子にやられてしまいます。

小憎たらしいのですが、利発に育っている子どもの成長が嬉しくもあります。

今回は母子で演じられ、利発な彼にぴったりの役でした。

肩衣には筆と硯が描かれています。狂言の先生がどなたかから譲り受けたものだそうです。

おそらく親子で「いろは」を演じる時に作られたのだろうということでした。

時を経た装束から愛情を感じました。

(製作者談)

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